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研究開発

㈱極洋独自の研究施設である㈱極洋 研究所(宮城県塩竈市)についてご紹介します。
ここは製品開発工場が併設されており、開発工場と一体化した製品開発機能が特徴です。

役割

「人間尊重を経営の基本に、健康で心豊かな生活と食文化に貢献し社会とともに成長することを目指します」という企業理念のもと、安心・安全な食品を提供できるような商品開発や改良、分析を行うとともに、満足と信頼を得られる商品開発、改良を行います。

塩釜研究所

主な業務内容

新製品製法の開発、既存製品のリニューアル、工程改善指導、生産管理業務、分析など。

開発

㈱極洋 商品開発部や販売部門、製造部門の要望に合わせて、新商品の開発や改良、製法開発の他、加工技術の工場への導入・指導を行っています。量産化の製法研究などにあたっては、併設の製品開発工場を活用しています。

生産管理

生産、品質の安定化のため、各工場で生産している製品の製造マニュアルを作成・管理し、品質の安定化と最適な生産方法について助言しています。

分析

安心・安全な商品の提供と販売をサポートするため、栄養成分・鮮度・色調・破断強度分析や細菌検査などの様々な分析を行い、成分や品質、味などの優位性評価、食品の変化・変質を捉えた上で衛生面での安全性の確認、販売方法決定などを行っています。こうした分析結果は製品開発や原料購入時にも活用し、生産、品質の安定化に寄与しています。

研究開発業務 分析

冷凍食品工場でAIを活用した実証実験

㈱極洋および極洋食品㈱は、NECソリューションイノベーター㈱、東北大学大学院工学研究科情報知能システム研究センターと4者共同で、水産加工品の生産効率向上につなげるためのAI(人工知能)を用いた実証実験を行いました。

2017年8月から11月にかけて、冷凍食品を製造している極洋食品㈱塩釜工場のエビフリッター、コロッケ、フライなどの生産ラインを撮影したカメラ画像をAI技術によって診断し、生産個数の計測や2級品検出などの精度を検証しました。
2級品とは品質基準を満たさないもので、例えばエビフリッターの場合は、衣が付きすぎて丸くなっているものや2個くっついているもの、衣が剥げているものなどを指します。

水産加工品の生産工程では、熟練技術者の目視による品質チェックが一般的ですが、技術者の高齢化と水産加工業の従事者の減少により、 技術の継承と人手不足が大きな課題となっています。この実証実験は、技術者の目視によるチェック機能を果たす技術開発の一環として行ったものです。

生産個数の計測では99%以上の精度を実現。2級品を、生産ラインの撮影画像1枚あたり0.05秒以内で判定し、99%以上の精度で検出できただけでなく、一部の水産加工品については、生産工程における調理と2級品発生原因との関連の可能性を確認しました。
本実証実験で得られた成果を活かし、生産工程に実装できる仕組みの実現を目指しています。

AI実証実験

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