人生の先輩として、仕事のサポートはもちろん、生き方まで教えてくれる「上司」という存在。
極洋における上司と部下の関係性はどういったものなのか。
同じ部署で働く2人の社員の会話に、そのヒントが見つかるかもしれません。

営業
TSURUOKA
  • NAME:
    鶴岡
  • OCCUPATION:
    食品
  • DEPARTMENT:
    食品事業本部 市販食品第2部 次長
  • JOINED YEAR:
    1994年 入社
*内容は取材当時のものです。
営業
KITAMURA
  • NAME:
    北村
  • OCCUPATION:
    (販売
  • DEPARTMENT:
    食品事業本部 市販食品第2部 常温食品第1課
  • JOINED YEAR:
    2015年 入社
*内容は取材当時のものです。
TOPIC
れの第一印象
正直上司の第一印象は怖

いつもは仕事の話ばかりだから、今日は色々な話ができたらと思っているよ。よろしく!

よろしくお願いします。もともと僕が入社した時、鶴岡さんは大阪にいらっしゃったので、東京で一緒に仕事しているのが少し不思議な感覚です(笑)

たしかに、そうだったね。北村くんは、最初から東京だよね?最初に会った時のことは覚えている?

たしか、東京・大阪・仙台の販売担当が集まる月1回の定例会議の時だったと思います。鶴岡さんは大阪の担当、私は東京の担当として会議に出席していました。正直、最初鶴岡さんのことをすごく怖い方だと思っていたんです。

えっ、そうだったの?なんで?(笑)

会議の雰囲気ですかね。売上に対する進捗や商品の欠品といったシビアな話が多かったので。鶴岡さんは所長として色々と発言されていたので、その印象が強かったんだと思います。

なるほどね。定例会議は部署の方針をすり合わせる重要な場だから、熱くなってしまっていたのだと思う。

販売担当同士が、お互いの目線を合わせる重要な機会ですからね。でも、2021年に鶴岡さんが東京に来られてからは、印象が大きく変わりました。仕事で困ったことがある時は、優しく相談に乗ってくださるので、いつも頼りにさせていただいています。

そう思ってくれているなら良かった(笑)北村くんと話していて感じるのは、真面目で論理的ということかな。仕事に関する指示をした時も、自分の中でしっかりと咀嚼してから行動しているのが分かる。だから、信頼して任せられるよ。

自分で考えてから行動することは普段から意識しているので、そう言っていただけると嬉しいです。お客様の状況を最も理解しているのは、普段からやりとりをしている担当者だと思うので、鶴岡さんからの指示やアドバイスを参考にさせていただきながら、現場の状況に応じた判断をするようにしています。

指示通りに行動することも大切だと思うけど、現場の状況に応じた臨機応変な判断ができることは北村くんの良いところだと思うな。

TOPIC
指導上で
大切
の個

鶴岡さんはコロナ禍での異動だったので、現場をマネジメントする立場として色々と苦労されたことがあったのではないですか?

そうだね。コロナ禍で調達状況や原料・資材の価格などが毎月のように変わっていたから、部署の方針を決めるのは大変だった。自分のキャリアを振り返っても、ここまで頻繁に価格が変動することはなかったと思うよ。

そうですよね。お客様と値上げ交渉を行ったのに、また交渉しないといけないという状況が続きましたから。現場の販売担当も必死でした。

私たちが扱う缶詰や瓶詰商品も原料は基本的に水産物が多いから、原料の漁獲量によって値段が変動したり、獲れる量がかなり少ないと欠品になったりする可能性もあるからね。手探りではあったけど、部長や調達担当としっかりコミュニケーションを取ることで、北村くんを含む現場の販売担当にできる限り明確な指示ができるように意識していた。

通常の提案をしながら、値上げ交渉もしないといけなかったので大変でしたけど、鶴岡さんが方向性をきちんと説明してくれていたので、動きやすかったです。鶴岡さんはコロナ禍にかかわらず、どんなに忙しい時も仕事の相談に乗ってくれて、的確なアドバイスをくれますよね。

部下を指導する上で、目線を合わせることは大切にしているんだ。自分ができないような指示を部下にはしたくないから、話を聞いた上で自分だったらどうするかを考えて、アドバイスするようにしている。あと、色々なタイプの販売担当がいるから、それぞれに合った指示をするように心がけている。

極洋は個性的な人が多いと感じますけど、特にうちの部署は一人ひとり性格が違いますよね。それぞれの個性が少しでも活きるよう、鶴岡さんがマネジメントしてくださるので、みんな伸び伸びと販売できています。

ある程度の指示は出すけど、各担当の想いや考えも大切にしたいと思っている。指示を出して、まったく聞いてくれなかったらさすがに困るけれど、みんなしっかりと聞いてくれるから助かっているよ。

鶴岡さんの指示で「絶対にできない」と思ったことは今までないですね。当たり前のことを当たり前にできることがやっぱり大切だと実感します。

TOPIC
印象に残
司と

そう言えば、まだ私が大阪で働いていた時のことになるんだけど、一度電話で北村くんと激しく口論をしたことがあるけど、覚えているかな?

え、そんなことありましたっけ?

サバ缶がブームだった時、商品が品薄になっているのに北村くんが値上げせず、普段通りの価格でお客様に商品を提供していることがあって、それを電話で問い詰めたんだ。すると、「今、値段の交渉をしている最中です。すぐには値上げできないですよ」と激しく抵抗された。

たしかに、そんなこともあったような気がします。おそらく、全国チェーンの量販店を担当している時で、売上も大きかったので、そのお客様との取引を継続させるために必死だったのだと思います。

必死さはすごく伝わった(笑)だけど、こっちも物流倉庫から在庫がどんどんなくなっている状況だったから、なんとか欠品だけは避けたいと思い、つい熱くなってしまった。

値上げの話はおそらくしていたんですけど、付き合いが長いお客様に定番でお取引いただいていた商品だったので、供給をすぐに止めることはしたくなかったんです。あの時は勝手な発言ばかりして、すいませんでした。

いやいや、こちらこそ責めるような言い方をして、申し訳なかった。実は、電話を通じて北村くんの気持ちもすごく理解できたから、電話を切った後に反省したんだ。販売担当として自分のお客様を守るのは当然のことだし、自分が北村くんの立場だったら同じように反論したかもしれないと思ったよ。

僕も経験を重ねて、欠品の深刻さが分かるようになったので、今ならあの時の鶴岡さんの気持ちが分かります。例え私のお客様に商品が供給できていたとしても、他のお客様には供給できていなかったかもしれませんから。幸い、あの時のお客様とは取引が継続できているので、良かったなと思います。

管理する側にしか分からないこともあれば、現場にしか分からないこともある。だからこそ、しっかりとお互いの想いや考えを共有した上で、理解し合うことが大切だよね。それは調達と販売といった担当間でも、上司と部下という関係でも言えることだと思う。

そうですね。会社単位でも、部署単位でも、連携が図れてこそ、本当に良い組織と言えると思います。そうした視点から考えると、極洋は若手でも意見が発言しやすいので、風通しは良いのではないでしょうか。

TOPIC
上司部下
を支存在

気づくと、もう北村くんもうちの部署の中核を担う存在だよね。もとから誠実で周囲から信頼される人柄だと思うから、これからもその姿勢は大切にしてほしいな。あと、後輩を指導する立場にもなったから、後輩をフォローしつつ、組織を牽引してくれることを期待しているよ。

そうですね。これからは鶴岡さんを見習って、忙しい時もしっかりと後輩のケアをできるような先輩社員になりたいです。鶴岡さんも意識されているように、一人ひとり個性が異なると思うので、個性を活かせるようなマネジメントをしていきたいですね。

しっかりと自分の考えを持って行動できる北村くんなら、大丈夫だと思っているよ。ゆくゆくは会社全体を支えるような立場になってくれることを望んでいる。

将来的にはそうなりたいですね。そのために、まずは現場で経験を積むことが重要だと考えているので、販売だけでなく、調達も経験することを視野に入れています。今の部署は調達担当が企画にも携われるので、極洋を代表するような新しい商品を開発し、会社や世の中に貢献したいです。

まだまだ食品事業は伸びしろが沢山あるから、ぜひ北村くんの力で大きくしていってほしい。役職が上がるにつれて、組織全体の売上管理など当然責任も増すけれど、その分できることも増えるから面白いよ。あと、仕事も大切だけど、プライベートでの息抜きも忘れずにね(笑)

はい。鶴岡さんには、これからも色々とご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、引き続き、サポートよろしくお願いします。