営業
INOMOTO
  • NAME:
    井之本
  • OCCUPATION:
    (調達・販売
  • DEPARTMENT:
    生鮮事業本部 鰹鮪事業部 東京事業課
  • JOINED YEAR:
    2012年 入社
  • *内容は取材当時のものです。

思いられる仕事した

就職活動で水産業界を志望したきっかけは、幼い頃から魚に触れる機会が多かったからです。実家が築地市場の近くにあったことから、家族と市場内のお寿司屋に足を運んだり、学校の校外学習で市場見学をしたりしていました。また、祖父が水産メーカーで捕鯨船の機関長をしていたこともあり、自ずと水産業界に興味を持っていました。しかし、当時は東日本大震災の影響で、就職難の時代。そのため、他業界も見ていましたが、幼い頃から憧れていた魚に関わる仕事に就くため、必死で就職活動をしました。数ある水産会社の中で、特に極洋に惹かれた理由は寿司ネタの取り扱いに強みがあり、元々好きだった寿司に関われるため。業界研究を進めるうちに、極洋がタイに寿司種や冷凍寿司を製造する自社工場を持っていることを知り、入社を決意しました。

多種多様な寿司合い経験を積

入社してから配属されたのは、キョクヨーグループの中でも外食業態向けの販売に特化した事業を担う極洋商事(株)でした。正直、入社後いきなりの出向には驚きましたが、幸運にも憧れていた寿司ネタの販売を担うことになり、嬉しさが勝りました。新人研修を通じて挨拶や話し方など社会人としての基礎を身につけるとともに、配属後は先輩の商談に同行しながら、商品の知識や説明の仕方を一から学んでいきました。寿司ネタと一言で言っても、その種類は多種多様。カツオとマグロは専門に扱う部署がありますが、それ以外のタコやイカ、エビなどの魚種はすべて私が担当することに。そのため、少しでも早く一人で商談ができるようになるため、商材ごとに異なる仕入れ先や相場を覚えることに毎日必死でした。

お客様若手時代

配属から半年が経った頃、回転寿司や寿司ネタを扱う問屋のお客様を5社ほど担当することになりました。それまでに学んだ知識を活かそうと張り切って商談に臨みましたが、もちろんお客様の方が知識は豊富。そのため、最初は相手にすらしてもらえませんでした。どうしたら同じ目線で商談ができるのかと、この時期は毎日悩んでいましたね。しかし、とにかく商談を重ねることで経験を積んでいくしかないと考え、本社の調達担当に売りやすい商材などを教えてもらいながらお客様のもとに通い詰めました。その結果、徐々にお客様から商材に関する相談や注文をいただけるようになり、気づけば入社3年目の頃にはお客様と同じ目線で話ができるようになっていました。振り返ってみると、社内の先輩だけでなく、お客様にも育てていただいたと思います。

寿司の王道飛び込

経験を積み、さまざまな寿司ネタを取り扱えるようになった5年目の頃、寿司ネタのメイン商材とも言えるマグロを販売したいと考えるようになりました。その思いを実現するために、鰹鮪事業部への異動を希望。念願が叶って異動した後は、それまで扱っていた魚種と異なり、規格や加工方法についてお客様の注文内容に応じての細かな調整が求められるマグロならではの特徴を覚えるのに苦労しました。また、鰹鮪事業部は養殖場や加工工場をグループ内に有しており、調達から製品の加工、販売まで一貫した体制があるため、それまで経験したことのなかった業務にも直面。戸惑うこともありましたが、時には部署のメンバーの知恵も借りながら、果敢に挑戦していきました。困難に一人で立ち向かうのではなく、互いに助け合って解決し、全員で一丸となって目標達成のために努力する。鰹鮪事業部には、そんな風土があります。

柔軟な提案生産者と買い手双方の信頼を掴む

現在は極洋商事(株)に出向していた頃にも担当していた、回転寿司などの外食企業のお客様にマグロを販売しています。当時、良くしていただいた取引先が多いため、また一緒に仕事ができるのは嬉しいですね。昔と同じように商材の相談や、売れ行きに関するフィードバックをもらえるのは、信頼されている証拠だと感じます。魚という商材は、取り扱う量や質、価格が毎年変化します。いかに、そうした変化を見越しながら、柔軟な提案をするかが販売担当の難しいところ。それでも、生産者と買い手の双方にメリットが生まれるよう、商材の魅力づけやニーズを満たす商材の調達を心がけています。今はまだ国内への販売が主流ではありますが、今後は自社の養殖マグロを海外にも販売していくことで、魚食文化を世界に広げるサポートをしたいと思います。

COLUMN

私の強み

気さくな性格です。もとから人とコミュニケーションを取るのが好きなので、お客様とも早い段階で打ち解けることができます。また、少しでもお客様から信頼される販売担当になれるよう、商材に関する知識をつけることはもちろん、なるべく訪問や電話などでコミュニケーションを取ることを意識しています。

本鮪の極の魅力

グループ会社で養殖しているマグロのオリジナルブランドです。天然に近い本マグロを目指しており、赤身の色目が濃く色持ちが良い点や、きめ細かな脂のりが特徴です。スーパーマーケットや市場、外食業態向けに出荷をしており、目の肥えた魚の専門家が集う豊洲市場でも高い評価をいただいている商品です。

ONE DAY SCHEDULE
9:00
社・在庫確認

基本的に出社は9時ですが、競りに参加する時は5時半に市場へ行き、早く帰宅することもあります。

10:00
注文対応

お客様からの注文を確認の上、冷蔵倉庫や運送業者に連絡し、お客様先への配送手続きを行います。

12:00

同じ課の先輩や同僚と赤坂周辺のお店に行き、気分転換するようにしています。

13:00
商談準備・商談

本社に取り寄せた冷凍商材や事前にお客様先に配送した生の商材をもとに、お客様と商談します。

16:00
合わせ

お客様からのフィードバックをもとに、調達担当や工場の生産担当と打ち合わせを行います。

19:00
退社

別の部署を含め同じ会社の先輩や同僚、お客様と飲みに行ってから帰宅することが多いです。