営業
OGURA
  • NAME:
    小椋
  • OCCUPATION:
    (調達
  • DEPARTMENT:
    食品事業本部 業務食品部 業務食品第2課
  • JOINED YEAR:
    2018年 入社
  • *内容は取材当時のものです。
可能

けは母の手料理

幼い頃から母がつくる魚料理が大好きでした。ブリ大根やサバの味噌煮、アジフライなど、毎日食卓に並ぶ魚を見るうちに、いつの間にか虜になっていました。本格的に魚について学びたいと思うようになったのは、高校生の頃。大学では水産学部に入り、魚のすり身の成分などを主に研究していました。将来的にも水産系の仕事に就きたいと考え、志望したのは水産物を扱う食品メーカーや商社です。とにかく魚が好きだったので、どの企業なら水産物の良さを、もっと広く世の中に知ってもらえるだろうかと考えた時に、惹かれたのが極洋の持つ調達力や販売力でした。また、大学の先輩が多く働いており、「極洋の人はあたたかくて面倒見が良いよ」という話も聞いていたため、安心できたことも決め手の一つです。

自分の仕事の品質が極洋の品質

入社後に配属されたのは品質保証部です。主な業務は、極洋の商品を製造する工場への衛生指導や、生産体制を確認するための監査の立ち合いなど。品質管理に関するマニュアル作成や工場担当者への指導を通して、商品の品質と安全を守ることが私の役割でした。とは言え、当時の私は大学を出たばかりの新米社員。工場の担当者の方がはるかに年上で、経験も豊富といった状況でした。そのため、指導するというのは腰が引けましたが、ミスが許されない仕事だけに、指摘すべきところはしっかりと指摘し、二重チェックや報連相を徹底しました。しかし、それでも商品表示の一部を誤ってしまったことがあります。非常に悔しい思いをしましたが、先輩に優しくフォローしてもらい、被害は最小限に抑えられました。新人時代は、仕事の難しさと人のあたたかさを日々感じていました。

指示を聞にはが大切だっ

右も左も分からない新入りだったので、工場の現場担当者とのコミュニケーションにおいても伝えたいことが伝わらず、やきもきする場面が多かったのを覚えています。ですが、定期訪問や監査対応などを通じて積極的に会話をすることで、徐々に良い関係が構築できるようになりました。こちらから一方的に指示を出すのではなく、工場の担当者の声にも耳を傾けることで相互に理解し合えるようになったのだと思います。気づけばプライベートの悩みも相談するような間柄に。そうして工場の担当者と一致団結して業務をこなすうちに、いつしか単なる「魚好き」でしかなかった私が、極洋の最高品質を保つために、奔走するようになっていました。安心・安全な商品づくりが私の使命なのだと、強い責任感を持てるようになったのは、品質保証部での経験があったからだと思います。

情熱は伝られる

現在は海外の工場で加工した白身魚の調達を担当しており、主に製品の買い付けや販売管理・在庫調整などを行っています。加工をサポートする品質保証の役割とは大きく変わり、製品を調達して、お客様のもとへ届ける立場になりました。仕事内容が大きく変化したことに加え、コロナ禍ということもあり、通常時とは異なる対応が求められ、苦労しました。白身魚の仕入れ先である中国に行き、直接品質を確認することが難しい状況下で、工場側で撮影してもらった動画で加工現場を確認したり、リモートで生産の立ち合いをしたりと、手探りで仕事を覚えていきました。ただ、必死に取り組んでいるとその情熱は相手にも伝わり、「こんな新しい原料を使って新しい商品の開発に一緒に取り組みたい」と工場の担当者から提案を貰えるようになるなど、徐々に信頼関係が築けるようになっていきました。

仕事や水産物への情熱が信頼につ

自分のキャリアを振り返ると、熱意を持って仕事に取り組むことが大切なのだと気づかされます。品質保証でも調達でも、若輩者ながら信頼していただけたのは、仕事や水産物への情熱が相手に伝わったからだと思います。挨拶でも、元気に明るくすれば、相手も心が開きやすくなります。連絡が来た時に迅速に対応できれば、「小椋さんはいつも早くて助かる」と信用してもらえるようになる。小さなことかもしれませんが、そうした積み重ねによって私の想いが相手に伝わり、信頼へとつながるのだと思います。原料の価格高騰などで仕入れ環境は厳しい状況ですが、白身魚だけで何千もの種類があると言われている中で、より良い商品をお客様に届けるべく、これからも魚の新たな可能性を模索していきたいと考えています。

COLUMN

私の強み

品質保証部で得た知識や経験は自分の強みだと思います。実際に調達担当になってからお客様との商談に行った際、温度管理に関する専門的な知識を問われ、すぐに回答できたことがありました。また、販売担当からの問い合わせに対しても、食品表示に関する知識などを活かし、根拠を持って説明することができています。

白身魚の魅力

現在扱っている白身魚フライは、国産原料を使用するなど品質面にこだわっているだけでなく、低価格かつボリュームもあるため、自慢の一品です。白身魚はエビのように、料理において主役になることは少ないですが、名脇役として主役の味を引き立てる素晴らしい存在だと感じています。

ONE DAY SCHEDULE
9:00
社・現地工場と合わせ

販売担当から届く問い合わせや見積もりなどを確認し、工場とリモートでの打ち合わせや交渉を行います。

11:00
ル品の確認・原料の解凍

工場から届いたサンプル品を販売担当や開発担当とともに試食することで、品質の確認をします。

12:00

基本的にお弁当を持参することが多いですが、同期と一緒に赤坂ランチを楽しむこともあります。

13:00
工場への製造発注・在庫管理

全支社へ商品を供給しているため、国内の在庫状況を確認し、売上を予測しながら工場に発注を行います。

15:00
原料検品

調理室にて、午前中に解凍しておいたスケソウダラを捌き、原料の品質を確認します。

18:00
営業担当への情報共有・退社

商談状況や今後の発注内容を販売担当に共有します。退社後は社内のサークル活動に参加することも。