営業
WADA
  • NAME:
    和田
  • OCCUPATION:
    (調達
  • DEPARTMENT:
    水産事業本部 水産第1部 水産第2課
  • JOINED YEAR:
    2009年 入社
  • *内容は取材当時のものです。
世界本へ本の世界へ

活き活働き

子どもの頃からの魚好きが高じて、大学では水産学部へ進学。大学院まで進み、魚の回遊に関する研究に打ち込みました。同じ魚でも回遊する場所やシーズンによって脂乗りや旨味に大きな違いが出てくることが、とても興味深かったのです。極洋とは、就職活動を行う中で出会いました。企業説明会に参加した際、先輩社員が活き活きと仕事について語っていたことが、今でも印象に残っています。魚という商材は、その時々で品質が変わる。だからこそ人が知恵を絞って仕入れ、販売する必要があり、そこに醍醐味がある。そう話すのを聞き、まさに私が興味を惹かれていたことのその先にある仕事だと感銘を受け、自分もその世界に飛び込みたいと強く思いました。また、若手でもさまざまなことに挑戦できる風土があると聞いたことを決め手に、極洋を選びました。

魚の前なのだっ

入社して12年ほどは、支社の販売担当をしていました。新人の頃は、ひっきりなしに電話で商談する先輩の姿に憧れましたが、自分は扱う魚種が少なく電話もない。商談ではスピードが早すぎて、質問すらできませんでした。先輩に相談すると「印象に残らない営業マンが一番良くない。まず和田という人間を買ってもらうこと」とアドバイスをもらいました。そこからは、商談中の話を止めてでも分からないことは聞き、とにかく電話をして、お客様のもとに通うことを続けました。時にはお叱りを受けたこともありましたが、その分お客様との関係性は深まります。すると、徐々に応援していただけるようになり、私自身の知識も増えたことで、お客様のニーズを見通した商談ができるように。一日でも早く信頼してもらえるよう、失敗を恐れず仕事に取り組むことの大切さを学んだ若手時代でした。

適正価格

販売担当として市場や問屋、スーパーのバイヤーのもとへ通う日々ののち、現在は調達担当として、各支社の販売担当がお客様から得た情報などをもとに、どの魚をどれくらい買うかを決めています。調達先は国内外を問わず世界各地から。世界中で漁獲された魚を日本国内のみならず中国やベトナムなどの工場で極洋ブランドの製品として加工し、届けています。お客様の求める納期に合わせて、時には工場に無理を聞いてもらい、加工スケジュールを調整したり、輸送手段を変更したりしてきちんと魚を届けることも私の役割です。仕事で大切にしていることは、適正な価格で安定的に魚を調達すること。そのためにも、売れている魚の値段や漁獲状況には常にアンテナを張り、仕入価格や加工サイズなどを交渉しながら、しっかりと魚を届けたいと思っています。

な関係お客る醍醐味

水産業界では取引先となるお客様も販売者である極洋も、先々の相場を常にイメージしながら商売をしています。そのため、普段は電話での商談が多いのですが、魚が旬を迎えたり、漁獲量が増えたりなど、要所では膝をつき合わせての対面商談が欠かせません。時には食事をしながら、お互いにどれくらいの魚を買うか・売るかを話し合うのです。今どれくらい在庫を準備しているのか、極洋からどれくらい買ってもらえるのか。各々のあらゆる情報や今後の自身の想定など、腹を割っての真剣勝負です。そうした商談を重ねていくと、お客様は取引先というよりも一緒に売上を増やすパートナーに近い存在となります。中でも、一生付き合っていきたいと思える人と出会えた時は、この仕事をしていて本当に良かったと思えますね。お客様と信頼し合い、二人三脚で商売をともに大きくする。そこにこの仕事の醍醐味があるように感じます。

生産そんなをしていきたい

販売担当としての経験は、調達担当となった今でも活きています。特に、銀ダラとホッケの在庫を大量に抱えてしまった時、それらをどう売るのかスーパーのバイヤーさんとともに考えたことは、私の財産と言っても過言ではありません。売り場の構成や加工の仕方、パッケージのデザインなどを試行錯誤しながら、どうしたら実際の売り場で魚が売れるのかを学べたからです。調達は一度に何百トンという単位で買い付けを行いますが、消費者は切り身1枚を吟味して手に取る。そのことは、ずっと意識していたいですね。また、これまで調達は海外からの輸入がメインでしたが、最近は北海道産のホタテも担当するようになりました。国産のホタテは国内外で需要のある貴重な商材。だからこそ、生産者がずっと事業を続けられるよう、適正な価格で買い付けすることも、私の使命だと思っています。

COLUMN

私の強み

北半球から南半球まで、色々な魚種の調達・販売を担当させてもらえたので、その経験でしょうか。おかげで、スーパーの売り場で陳列された魚のバランスを見ながらチラシセールの提案や、品質の高い商品を求めるリピート客を狙った提案など、極洋だけでなくお客様にもメリットのある提案ができるようになり、喜ばれています。

北海道産の貝柱の魅力

オホーツク海域のホタテは海底に放流され、水温の低い荒波の中でたくましく育ちます。そのため、他の海域で養殖されたものよりも筋肉質で旨味が凝縮されており、世界でも高く評価されているのです。世界中から輸出依頼が後を絶たず、ふるさと納税でも非常に人気があり、まさにこれからの日本の宝と言える商材だと思います。

ONE DAY SCHEDULE
9:00
業務開始

為替の値動きや海外からのメールを確認。返信が必要な依頼メールなどに対応します。

11:00
取引先・国内仕入先に絡・対応

お客様や販売担当からの受発注依頼に対応。また、仕入先と価格を交渉したり、情報交換をしたりします。

12:00

お弁当を持参することが多いですが、本社近くのお店へ食べに行くこともあります。

14:00
冷蔵倉庫て検品

仕入先から提示された価格を見定めるため、冷蔵倉庫に行って現物の品質を確認します。

17:00
合わせ・作成

現状の売れ行きや相場予想を販売担当と共有。相場状況を考慮して見積もりを作成します。

19:00
退社

退社後はお客様や同僚と飲みに行くことが多いです。魚料理が並んだ時は皆の話題がつきませんね。