研究
NABANA
  • NAME:
    那花
  • OCCUPATION:
    研究開発
  • DEPARTMENT:
    商品開発本部 商品開発部 商品企画課
  • JOINED YEAR:
    2017年 入社
  • *内容は取材当時のものです。

ひろ仕事の幅に惹か

もともとは食品メーカーの研究職を志望していたわけではありませんでした。大学時代はアナウンサーに憧れて放送研究部に所属していたので、就職活動ではマスコミ業界の宣伝・広報職を志望していました。ただ、学問的には農学系の研究を行っていたので、研究職としての就職も併願。どちらの道に進むか決めかねていた中で、極洋と出会いました。宮城県の大学に通っており、極洋の研究所が宮城県の塩釜市にあることを知り、まず親近感を持ちました。そして何より、研究所を見学した際、社員の熱意を尊重してくれる雰囲気を感じたことが、とても魅力的でした。当時は研究職として応募したものの、社員の挑戦を後押しする社風から、「研究の仕事だけでなく、いつか広報や宣伝にも携われたら良いな」といった考えも持ちながら、極洋で働くことを決めました。

唯一分析担当

農学系の研究を行っていたとは言え、私が専攻していたのは田畑などの土壌に関する分野です。水産はおろか、食品の研究に関しては素人同然。そんな中で初めて任された仕事が、研究所内における分析業務でした。例えば商品に含まれる成分や保存時の経時変化を調べたり、商品改良に向けた検討を行ったりといった業務です。全く経験がなかったことに加え、一人しかいなかった先輩社員がすぐ異動してしまったため、配属早々社内の分析業務を一手に担う立場に。プレッシャーも大きかった上に、試験計画や考察が上手くできず、悔しくて泣きながら帰ったこともあります。それでも「唯一の分析担当として頼られる人になりたい」という想いから、個人的に論文を調べたり、本で勉強したりして、必死に食らいついていこうとしていました。

を心

そうした新人時代を過ごす中で少しずつ身についていったのが、主体的に考えて行動する力。従来とは大きく異なる検査方法を導入してみたり、調査して学んだ新たな技術を取り入れたり、自分なりの考えを持って動けるようになりました。行動が変わってくると「どんな分析をしたら良い?」「ちょっと教えてもらえない?」「那花さんはどう思う?」など、周囲から頼られる機会も増え、仕事にやりがいを感じられるように。また、仕事においては事前の計画と準備が大切であることにも気づきました。一歩先のことを考えながら計画的に業務に取りかかることで、仕事をスムーズに進められるようになっていったのです。こうしたさまざまな気づきを得られたのは、新人時代にたくさんの失敗を経験したからこそ。段取り力を鍛えることが成長への近道だと実感しました。

正解がない中納得で試行錯誤

現在は商品企画課において、市販用冷凍食品の市場調査や、商品企画・商品パッケージの作成などを担当しています。新商品の開発・販売のためには、市場でどのようなものが、誰に売れ、なぜ求められているのか、根拠となる情報を掴むことが欠かせません。Webサイトを通じてデータを収集したり、実際に店舗に足を運んで売れ筋商品を確認したりするなどして得られた情報をもとに、開発担当と会議を行っています。具体的に開発する商品が決まったら、商品のコンセプトに基づいてパッケージを作成し、一人でも多くのお客様に手に取っていただけるよう工夫を凝らしていきます。「こうすれば必ず売れる」という正解はないものの、消費者動向に関するデータを用いた商談資料を作成したり、より良いデザインになるよう検討を重ねたりしていきます。その結果、自分が携わった商品の売上が伸びると、「よし!」と思えます。

だけの視

商品企画課に配属となってから、まだ日が浅いので、まずはマーケティングなどの基礎知識を習得することに重きを置いています。ただ、研究所出身のマーケティング担当は社内でも稀なため、その強みは活かしたいですね。例えばお客様に商品を提案する際、商品分析の観点から、おいしさを数値化するなど目に見える形でアピールできると、商品の魅力がより伝わるのではないかと考えています。また、市場調査を行う中で、まだ一般消費者からの極洋の認知度は高くないと感じることも。だからこそ、就職活動中に漠然と考えていた、「宣伝・広報」への取り組みが、極洋にとって今後ますます重要になると思っています。これまでの業務で培った経験は、企業ブランディングにも活かせるはず。そう信じて、いずれはそうした分野でも活躍できるよう、今は目の前の仕事を頑張ることで着実に成長していきたいです。

COLUMN

私の強み

研究職で培った知識と経験です。まだまだ勉強しなければならないことはたくさんありますが、分析の方法や成分に関する知識など、食品科学・各商品に関する知見には自信を持っています。当時の業務で得た幅広い知識や経験は、営業や商品開発をサポートする上でも活かしていけると思っています。

市販用冷凍食品の魅力

市販用冷凍食品はバラエティ豊かで、おやつやおかず、おつまみなど、色々な場面で活用できる優れものです。他の食品メーカーと比べると、極洋の商品は業務用が多いため、まだ世に知られる機会は少ないですが、選び抜かれた原料や加工技術の高さなど伸びしろは十分にあると感じています。

ONE DAY SCHEDULE
9:00
社・新商品開発に向けた合わせ

トレンド商品に関する市場調査をまとめた資料をもとに、開発担当者と打ち合わせを行います。

12:00

本社周辺で食べることもありますが、普段は栄養バランスを考えてお弁当を持参するようにしています。

13:00
市場調査・資料作成

市場状況や購買データを調査し、お客様への提案資料を作成。販売担当の商談に同行することもあります。

16:00
ン会社と合わせ

商品の規格やコンセプト、イメージなどを共有しながら、制作会社とパッケージのデザインを検討します。

17:00
包材デ確認

別日に依頼し、仕上がったデザインデータを確認。より良いデザインを目指して、修正作業を依頼します。

18:00
退社

運動したり、書店を巡ったり、おいしい食事やワインを楽しんだり。充実した時間を過ごしています。